ヨーロッパではノコギリヤシが医薬品として使われているって知ってましたか?
一般内科医 成田亜希子先生
医学部卒業後は、僻地で内科医として勤務。
保健科学院での研修経験もあり、感染症や健康問題にも詳しい。
現在は育児中のため、医療記事の執筆や監修業務に携わる。
現在日本国内ではノコギリヤシは医薬品には指定されておらず、
そのためドラッグストアなどで気軽に購入することができますが、
海外では医薬品として認定され治療に使用されている国もあります。
フランス、イギリス、イタリア、ドイツ、ベルギー、ハンガリー、スウェーデンなどがそうですが、
これらの国々は昔からメディカルハーブの治療薬への登用が比較的盛んな国々です。
植物の効果効能を研究してヒトの病気の治療や悩みの改善に役立てることが得意な国々といえます。
もちろん日本を含むアジア諸国でも生薬、漢方といった自然植物由来の治療薬が発達しましたが、
自然素材ゆえにそれが生育できる環境が異なるため、
ノコギリヤシが生育できるヨーロッパ諸国で医薬品としての研究が進んだことは頷けますね。
ノコギリヤシは「植物性カテーテル」
海外の医師たちはノコギリヤシを「植物性カテーテル」とか「天然のカテーテル」などと呼びます。
カテーテルとは、血管や尿道など人体の「管」に通して治療を行う医療器具のとこです。特に自分で排尿ができない人は尿道にカテーテルを入れて尿を排出しなければならなくなります。
ノコギリヤシは排尿を促す作用があることから、自然のカテーテルとして認識されています。
冒頭で示した国々では尿トラブルに対して積極的にノコギリヤシを投与し、その治療効果を実験しています。
その実験データは豊富で、各国で数百人から数千人の被験者に投与し、その多くが良好な治療効果を得ていることが報告されています。
特に前立腺肥大の初期の段階で投与することにより強い改善効果を得ることができるとされています。
具体的には頻尿や残尿感を覚え出してから間もない時期がこれにあたります。
ノコギリヤシはどんな作用をする?
ノコギリヤシはそのエキスの中に複数の成分を含みますが、それぞれが相乗効果をもたらして良い効果を発揮します。
具体的には
- 男性ホルモンのジヒドロテストステロンを抑制する作用
- 炎症を抑える作用
- 尿道括約筋に働きかける作用
などが複数の側面からアプローチし、前立腺組織の肥大を予防・改善して尿トラブルの解消につなげます。
前立腺肥大症というのは単に前立腺の組織が大きくなるのとは違って、一種の腫瘍になります。
ガンのような悪性のものではなく良性の腫瘍ですのですぐさま命の危険はないものですが、
尿道のすぐ近くにある前立腺が大きくなることで尿道を圧排し、排尿ができなくなると危険な状態になることがあります。
できだけ初期のうちに対処しておくためにもノコギリヤシは良い味方になってくれるでしょう。
男性に朗報!ノコギリヤシの様々な効果
ノコギリヤシといえば男性に大人気のサプリメントで、
ドラッグストアには色々な会社が製造した商品が販売されていますね。
ノコギリヤシは基本的には女性も服用できるのですが、購入層のほとんどは男性が占めています。
若い年代の方ももちろんですが、とりわけ中高年の男性に特に人気があります。
いったいどんな効果があるのでしょうか。
今回はノコギリヤシの効能について見ていきます。
男性の複数の悩みに一気にアプローチ
ノコギリヤシに人気がある理由は男性特有の複数の悩みに対して一気にアプローチできるからです。
まず一つがハゲ薄毛に対してです。
男性の薄毛の原因のほとんどは体内の男性ホルモンが悪さをするものです。
近年の研究で薄毛になる過程が判明し、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが毛根のヘアサイクルを乱すことでいわゆる男性型脱毛症が起きることが分かっています。
DHTは悪さをしないテストステロンという男性ホルモンが酵素の一種である5αリダクターゼと結びついて生成されてしまいますが、ノコギリヤシは5αリダクターゼに作用してテストステロンがDHTに変換されてしまうことを抑制する効果があります。
病院などで処方されるフィナステリド製剤はこれと同じ作用があり、男性型脱毛症の治療薬剤として処方されます。
ノコギリヤシは日本では医薬品ではないので処方薬のような劇的な効果は期待できませんが、薄毛の予防や進行の抑制を期待できることから髪の毛の悩みを持つ男性に人気が出ているのです。
ノコギリヤシのもう一つの効果は泌尿器系のトラブルに対する効果です。
中年以降の男性は前立腺という尿道周囲にある臓器が肥大することでオシッコ系のトラブルがよく起きます。
肥大した前立腺が尿道を圧迫することで尿キレが悪くなり、残尿感や排尿後に起きる尿漏れ、頻尿などのトラブルに見舞われる方が多いです。
前立腺が肥大する原因は今のところはっきりと解明されたわけではありませんが、加齢とともに発症頻度が上がることから、加齢に伴うホルモンバランスの変化が関係していることは確実とされています。
先ほどのDHTは頭髪だけでなく前立腺の肥大にも関与していることが濃厚であるので、その生成を阻害することで前立腺の肥大を解消あるいは抑制し、もってオシッコ関係のトラブルにも効果が期待できるのでノコギリヤシは中高年の男性に特に人気が出ているというわけです。
前立腺肥大症にノコギリヤシが良い理由
ノコギリヤシはドラッグストアなどで比較的低価格で購入できるので人気のサプリメントですね。
特に男性の複数の悩みにこれ一つでアプローチできるので非常に重宝されていますが、
オシッコ関係のトラブルや悩みを持つ方は継続して愛飲している方が多いです。
泌尿器関係のトラブルは男性特有の前立腺という臓器が関与しているのですが、年齢と共に前立腺が肥大してしまう人がいます。
ノコギリヤシがこれに良い効果があることが分かっているので、サプリメントとして手軽に購入できることもあり人気が出ています。
今回は前立腺肥大症に着目してノコギリヤシの効能について見ていきましょう。
前立腺が肥大する理由は?
前立腺は本来は肥大しないものですが、50歳以降の中年以降の年齢になるとなぜか肥大してしまう人がいます。
これは良性の腫瘍に分類されるもので、できれば肥大しない方が良いのですが、
加齢とともに発症率が高くなってしまいます。
悪性の前立腺がんと違って基本的に命には別状はありませんが、残尿や尿漏れ、頻尿など
泌尿器関係のトラブルの原因になるので生活の質が低下してしまいます。
前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは分かっていませんが、加齢と発症率が明らかに相関関係があるため
加齢に伴うホルモンバランスの変化が関与していることが強く疑われています。
男性の体内では無害なテストステロンという男性ホルモンが酵素の一種である5αリダクターゼの影響で
ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変化してしまい、これが前立腺の肥大を助長していると考えられています。
肥大した前立腺は尿道を圧迫することで様々な泌尿器トラブルの原因となるので、予防と早期治療が望まれます。
ノコギリヤシはこのDHTの生成を阻害する効果があるので上記トラブルの予防効果、改善効果が期待されます。
ノコギリヤシの作用メカニズムは?
ノコギリヤシは先ほどの5αリダクターゼに作用してテストステロンがDHTに変換されてしまうのを抑制します。
DHTの影響が弱まれば前立腺の肥大も抑制できるというわけです。
ノコギリヤシは海外では医薬品として使用されることもありますが、現在のところ日本国内では医薬品としての扱いは無く、ドラッグストアなどで手軽に購入できるので人気が出ています。
ただし効果としては医師の処方で出される治療薬よりもずっと弱いので、症状が進んだ前立腺肥大症の治療までは期待できません。
予防、あるいは「ちょっとオシッコの切れが悪くなってきたかな?」という時に試してみて効果があれば継続する価値があります。
抜け毛予防、育毛・薄毛改善にもノコギリヤシ!
ノコギリヤシのサプリメントを利用している方は皆が同じ目的で使用しているとは限りません。
前立腺の肥大の為に起こる頻尿や尿漏れ、射精障害などの緩和の他にも、
メジャーな目的の一つに薄毛の予防や改善目的があります。
病院などで処方される治療薬と比べればどうしても治療効果は劣りますが、持病や体質などで治療薬が使用できない方や、
病院に通うほどではないけれど自己手当を試みたい、あるいは薄毛を予防したいという方は
抜け毛予防、育毛・薄毛改善を狙ってノコギリヤシを利用することができます。
今回は頭髪の悩みに着目してノコギリヤシの効果について見ていきましょう。
髪の毛の悩みになぜノコギリヤシが良いのか?
男性の中年以降はほとんどの方に薄毛症状が現れますが、これは男性型脱毛症といって体内のホルモンの影響によるものです。
他にもストレス性や皮脂の過剰分泌による脂漏性の脱毛症などもありますが、薄毛症状の大部分は男性型脱毛症が原因です。
この症状は体内に元からあるテストステロンという男性ホルモンが加齢によって減少してくると、より強い作用を持つジヒドロテストステロン(DHT)に変化することから起きるものです。
ヒトの毛髪は毛根から生み出されますが、各毛根は独立したヘアサイクルに従って毛髪を製造しています。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3段階に分かれ、3年から6年ほどの成長期の間に
少しずつ強く健康な髪の毛を生み出していきます。
しかしDHTが生成されると毛根に対して脱毛シグナルと呼ばれる一種の信号を発し、
これがために毛根の成長期が短くなってしまいます。
太く強い髪の毛に育つ前に髪の毛は抜け落ち、
次回に生えてくる毛髪もやはりDHTの影響で健康に育つことができません。
治療をしなければDHTの影響は強くなるばかりなので
どんどん成長期は短くなり、薄毛が進んでいくことになります。
逆に言えばDHTの存在が無ければ脱毛シグナルの影響もなくなるので薄毛が起きないことになりますが、
DHTは5αリダクターゼという酵素の一種がテストステロンを変換して作り出します。
ノコギリヤシはこの5αリダクターゼに作用してDHTの生成を防ぐ作用があることから
抜け毛薄毛予防と育毛に効果があるのです。
病院等で処方されるフィナステリド製剤も同様のメカニズムで薄毛を改善しますが、
ノコギリヤシは効果の強さとしては処方薬には劣るものの、これと同じ作用で薄毛の予防に貢献してくれます。
女性にも効果のあるノコギリヤシ
男性の前立腺肥大や頻尿の改善サプリとして人気があるノコギリヤシ。
主に男性に有効なサプリとされていますが、最近では女性の間でも人気が高まっています。
このノコギリヤシの効果について主に女性に対するものについて見てみましょう。
古い歴史と科学的裏付けの安心サプリ
ノコギリヤシは北米南部原産の植物で、現地のインディアンの間では古くから男性の強壮に効果がある食べ物として知られていました。
1990年にフランスのシャンポール博士が前立腺の肥大症に効果があることを突き止めてから、特にヨーロッパでは泌尿器科の治療薬として高く評価されています。
元々植物由来であり、19世紀頃からヨーロッパでその実がハーブとして用いられてきたという歴史的な裏付けもあって、体に安全なサプリメントとして高く評価されています。
主な効能は、男性の前立腺肥大の予防と改善、それに伴う頻尿の抑制、頭髪の抜け毛予防などがあげられます。
これはノコギリヤシの成分が男性ホルモンの調整をする働きがあるから。
歳ととも過剰になっていく男性ホルモンを抑制し、ホルモンの乱れによっておこるさまざまな症状を緩和させることができるのです。
このように、男性ホルモンのバランスをとるという話を聞くと、ならば女性には関係ないと思いがちですね。
確かに女性に前立腺はありませんし、それが原因の頻尿も縁のない話です。
よく女性も頻尿の対策としてノコギリヤシを、というのを聞きますが、
そもそも男性と女性では頻尿の原因もメカニズムもまったく違います。
女性が頻尿を治すという目的なら、もっと他に適したサプリや治療方法があります。
では、女性にとってはノコギリヤシはまったく縁がない存在なのでしょうか?
実は一概にそうとも言い切れないのです。
女性にも男性ホルモンがあります。
特に女性は、加齢とともに女性ホルモンが減り男性ホルモンが優位になるという大きな変化を経験します。
また、元々女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが悪く、男性特有の特徴が出やすい女性もいます。
ひげが濃くなったり、胸が小さくなったりという状態ですね。
このような男性ホルモンが多い状態の女性には、ノコギリヤシは非常に有用です。
男性ホルモンの働きを抑えてくれるので、女性らしい身体に変化するのです。
健康な女性でも、髪の毛が豊かになったり、バストやお尻が女性らしい丸みを帯びた体形になったりという効果を期待することができます。
基本的にはありません。
植物のエキスですから、即座に健康を害するようなものではないのです。
ただし、性ホルモンに直接働きかける成分が含まれているため、女性が摂取する時にはいくつかの注意が必要です。
胎児、特に男の子の場合はホルモンに悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
生理不順や更年期など、女性にはホルモンバランスによる体調の変化があります。
こういった治療を受けている人は、ノコギリヤシを飲んではいけません。
普段から育毛サプリなどを飲んでいる人は、その中にノコギリヤシエキスが含まれていないか確認しましょう。
過剰摂取は吐き気・腹痛・便秘などの副作用を引き起こす可能性があります。
女性にも効果のあるノコギリヤシまとめ
最近女性にも人気が高まりつつあるノコギリヤシ。
女性ホルモンを優位にするため、女性らしい体形や美しい髪や肌を作るために飲む人が増えています。
ただ、安易にたくさん飲めばよいという物ではありません。
製品に書かれた摂取量を正しく守るように心がけてくださいね。
ノコギリヤシサプリの選び方
ノコギリヤシのサプリメントは男性に人気があるので複数の会社が製造販売しています。
ドラッグストアの棚には複数の商品が並んでいるのでどれを選べばよいか迷ってしまうかもしれませんね。
また最近はインターネットを使った通信販売も多用され、通販に力を入れる会社は
一般のドラッグストアに並んでいる製品よりも配合成分などにこだわった商品開発をしています。
まず、主成分であるノコギリヤシは海外の試験結果から一日量で320mgを摂取できる製品を選ぶと良いでしょう。
またノコギリヤシは薄毛、頻尿・残尿・尿漏れなどのオシッコ関係トラブル、滋養強壮など人によって異なる使用目的があります。
今回はノコギリヤシ以外にどんな成分が入ったものを選べばよいのか考えてみましょう。
配合成分から見た選び方
ノコギリヤシサプリメントには主成分であるノコギリヤシ以外にも色々な成分が配合されたものが少なくありません。
主目的となる悩みにより効果的にアプローチできるように配合されるものですが、どんなものがあるか見てみましょう。
ノコギリヤシと相性の良いのが亜鉛で、これ単体のサプリメントも人気があります。
亜鉛は薄毛の改善効果の他にも精力増強の効果もあります。
薄毛改善目的の場合は髪の毛の生成に関与して健康な毛髪を作る働きをし、
精力増強目的の場合は精子の生成に関与して豊富な精子量を維持することに貢献します。
クラチャイダムは精力増強の作用があるので、中高年以降の精力減退に効果が期待できます。
前立腺が肥大すると残尿などだけでなく、射精時のコントロールが上手くいかなくなるので、
ノコギリヤシでこれを改善し、加えてクラチャイダムで精力増強を狙います。
前立腺肥大症の予防や改善の為にノコギリヤシを検討する場合は
炎症を抑える効果のある西洋かぼちゃ種子エキスが配合されたものが改善効果を手助けしてくれます。
頻尿の改善目的でノコギリヤシを検討する場合は
膀胱の過剰な収縮を抑制して頻尿を緩和するイソサミジンが役立ちます。
健康増進、滋養強壮目的でノコギリヤシを検討する場合は
抗酸化作用のあるリコピンなどを含む製品が良いでしょう。
ヒトの体は日々の生活でどうしても体内に活性酸素を発生させてしまいます。
活性酸素は人の細胞を老化させるため老化を助長し、また細胞のガン化を助長します。
抗酸化作用のある成分は活性酸素を除去してくれるので老化を予防し、発がんリスクを低減します。
ノコギリヤシの効果に関する口コミまとめ
現在、日本ではヨーロッパのように医薬品としての販売はされていませんが、
ノコギリヤシエキスを配合した健康補助食品として、実に多くのサプリメントが各社から販売されています。
そこで気になってくるのがノコギリヤシの効果です。
本当にノコギリヤシには前立腺肥大や育毛・発毛を改善する効果があるのでしょうか?
そこで今回はノコギリヤシの効果の真偽を、口コミを見ていきながら検証していくことにしましょう。
ノコギリヤシは前立腺肥大改善に効果があるの?
それではまず、前立腺肥大の改善のためにノコギリヤシを利用している方の口コミを見ていくことにします。
一ヶ月間使用。ノコヤシの効果あり。
夜、必ず一度はトイレに起きていたのに今はゼロで、熟睡できるようになったのでこのまま飲み続ける。
尿のキレよくなる。
残尿感なくなる。
とりあえずノコヤシ単独はやめた方がいいかも。
前立腺効果の方も臨床試験でプラセボと大差ないという結果が出ているから効くでしょ!
シェンミンのDHTブロッカーには効いたって声が出ているから、もしサプリで対策するならDHTブロッカー中のノコヤシ以外の成分という線が濃いかも。
ノコギリヤシを選ぶなら、カボチャの種とかケルセチンにしとくのが無難かと…
尿のキレアップ(前立腺肥大解消?)の効果は間違いなくあった。
尿のキレだけはノコギリヤシを服用した後に効果が顕著でした。
アメリカ製のノコギリヤシを通販で買って、3か月ほど飲んだ。(一錠900ミリグラムを二錠毎日、朝晩服用。)
睾丸というか前立腺あたりが凄く痛い感じがした。最初は尿管結石か何かと思ったが、ノコギリヤシを止めたら痛みが消えた。量が多かったって事もあるだろうけど自分には合わなかったのかもしれない。
睾丸というか前立腺あたりに凄く痛みを感じた。
特に小便したあととかにキィーて締め付けられたりする感じがあるが、ある意味ノコギリヤシが精巣というか前立腺に働きかけてるのは間違いないだろう。
使用して1ヵ月弱。トイレに行く回数が確実に減った。
サプリとしての本来の効果は確実にあるのだと実感。
正直なトコ、サプリをなめていたのでビックリやね。6ヵ月は信じて飲んでみようかな…
論文検索でノコヤシ(sawpalmetto)を検索すると
前立腺肥大(BHP)に対して一定の効果があるってやつが多い。
上記口コミを見てみると前立腺肥大の改善効果はあると言っていいでしょう。
実際、ヨーロッパでは前立腺肥大の治療薬として正式に利用されていますので
前立腺肥大の改善のためにノコギリヤシを摂取するのはおススメと言えるでしょう。
ノコギリヤシに育毛や発毛の改善効果はあるの?
それでは次に育毛や発毛の改善のためにノコギリヤシを利用している方の口コミを見ていくことにします。
育毛や発毛の改善効果を狙ってノコギリヤシの利用を検討している方は多いでしょうから、この口コミはとても興味の湧くところです。
最近ノコギリヤシを飲み始めた。
薄毛の効果はまだ実感できないが、皮脂抑制効果はガチだと思う。
使用前の寝起きは顔中ベトベト肌の油田状態だったのが、使用し始めてからサラサラに!
フケと背中の痒みの処置が新たに必要になったが、体臭は本当になくなった。
でも、排水口に髪の毛が全然増えないから掃除がラクになったのは効果が出ている証拠かも。
飲む2ヶ月前と比べて明らかにつむじの密度が濃くなってきている。
比較したのが季節の変わり目の抜け毛が多い時期だったからかもしれないが、シッカリ効果は感じられたので、とりあえずもう2ヶ月続けてみよう。
ダチと一緒に飲み始めて半年使った感想。
俺は後頭部の毛が細くなったのか寝癖がつかなくなり、茶髪した。
ダチは茶髪化してないみたいだが、髪が全体的に細くなったのか全スカに近くなったよ。
育毛剤と同じで個人差があるだろうけど、いいもんじゃないよこれ。
髪の毛はコシとハリが無くなる軟毛化ではなく、薄茶色で細くなるだけ。
脱毛に苦しむ人間からしたら、残った毛が細くなるのは死活問題…よく考えて使った方がいいかも。
もち体質に合えば育毛剤として活躍できるけど、リスクは覚悟しておいた方が良いかも。
ノコヤシは産毛を生やす効果がある「かも」だけど、多分体質によっては茶髪細毛化が起こるから、
髪を強くする系の育毛剤と併用するのが好ましいんじゃないかな。
俺もノコヤシで悩んで対策にシステインとスピルリナ追加したけど、ノコヤシ飲んでいる内はほとんど効果なかったね。
今フィナ+システインとスピルリナでやってるけど、やっと太くなったし、マジで増えてきたよ。
フィナをやめてノコギリヤシを飲んだらズラを被って喜ぶぐらいはげました。
はげたあとは必死でノコギリヤシの話題をくりかえすキチガイになりました。
高槻の37歳です。
前立腺肥大では好意的で効果があったという意見が多かったのですが、
こと育毛・発毛に関しては賛否両論なのが実情です。
効いた効かなかったという意見が真っ二つに分かれているので、
ノコギリヤシの育毛や発毛への効果は個人差が大きいと言えるでしょう。
ノコギリヤシの育毛や発毛への改善効果は、前立腺肥大のように医学的立証がされていないのが事実です。
よって、「育毛や発毛効果がある」ではなく、「育毛や発毛効果も期待できる」くらいの感じで受け止めておいた方が無難かもしれません。
しかし、全く効果がないとは言い切れないので、副作用のないノコギリヤシで育毛や発毛改善をしたいという方は挑戦してみるだけの価値はあると思いますよ。
ノコギリヤシの安全性
ノコギリヤシというハーブの一種である植物がにわかに注目を集めています。
ノコギリヤシは別名ソーパルメットあるいはノコギリパルメットと呼ばれる高さ2〜4mの扇形の葉の小さなヤシで、主に北米からメキシコに自生しています。
日本ではまだ認知度の低いノコギリヤシですが、実は、アメリカでは、200年以上も前から先住民の間で強壮剤として使われていました。
中国では泌尿器の病気を処方する漢方薬として、ヨーロッパでも医薬品として認可されています。近年では、日本でもノコギリヤシの臨床研究が行われるようになり、ノコギリヤシの持つ様々な薬効成分が明らかにされ、前立腺肥大症、頻尿、薄毛などの男性特有の悩みを改善するサプリメントも販売されています。
今後ますます普及が期待されるノコギリヤシですが、副作用などの問題はないのでしょうか?
ノコギリヤシの効能とその安全性について詳しく調べてみたいと思います。
ノコギリヤシのエキスに含まれる有効成分が男性ホルモンの合成を抑制
ノコギリヤシは年に一度大きくて赤黒い実をつけます。
この実に含まれる「ステロール」や「オクタサノール」と呼ばれる有効成分には、ホルモンバランスを整えたり、男性ホルモンの合成を抑える作用があります。
ホルモンのバランスが、加齢、ストレス、運動不足、睡眠不足などによって乱れると身体に異常をきたします。
更年期障害もホルモンバランスの乱れによって起こるものの一つです。
男性の場合、男性ホルモンの大半を占めるテストステロンが増加しすぎると、DHT(ジヒドロテストステロン)が産生されます。このDHTの増加は、前立腺を肥大化させたり(前立腺肥大症)、薄毛や抜け毛の原因となります。
ノコギリヤシのエキスに含まれる有効成分が男性ホルモンの合成を抑制することから、前立腺肥大症や薄毛や抜け毛などの男性特有の悩みの予防や改善に有効だとされ、さらなる研究が進められているのです。
ノコギリヤシの有害事象について
ノコギリヤシは、19世紀初期頃からハーブティとして飲まれるようになり、1950年代には泌尿器系の改善に広く服用されていましたが、この時点ではまだノコギリヤシの有効性がしっかりと確認されてはいませんでした。
その後、1990年にフランスのシャンポール博士による前立腺肥大への大きな成果の報告を皮切りに、ヨーロッパ各国でも臨床試験が行われ、次々にノコギリヤシの有効性と安全性が報告されています。
日本でも2008年に初めて、日本人の前立腺肥大症患者に対する臨床試験が行われ、ノコギリヤシの有用性が実証されています。
その他、最近では、2009年にイギリスのグループが薬理学の専門ジャーナルで、ノコギリヤシの摂取に伴う有害事象は軽度であり、偽薬摂取と同程度であったと報告しています。
最もよく認められた有害事象は、腹痛、下痢、悪心、疲労感、頭痛などです。
また2012年には、アメリカのグループが泌尿器科学の専門ジャーナルで、ノコギリヤシ抽出物投与量を通常の最大3倍量で18か月投与した場合において、有害事象や副作用が認められなかったと報告しています。
よって、現時点では、ノコギリヤシの安全性は高く、重大な有害事象や副作用は認められてないと言えるでしょう。
高齢化社会が進行する日本において、さらなる普及が期待されるノコギリヤシサプリ
ノコギリヤシのエキスには、ホルモンバランスを整え、男性ホルモンの合成を抑制する作用があることから、男性ホルモンの増加によって引き起こされる前立腺肥大症や、前立腺が圧迫されることによって起こる頻尿、薄毛や抜け毛といった男性特有の悩みの改善や予防に効果的であると考えらます。
また、これまでの臨床試験のデータから、服用に際しての安全性は非常に高く、重大な有害事象や副作用も認められていません。
高齢化社会が進行する日本において、その必要性や需要はさらに高まることでしょう。
今後、ノコギリヤシサプリは、日本でもさらに普及が期待され、もっと身近な健康食品となりそうです。