ウブレチドの副作用には要注意!効果&作用メカニズム

目次

 

ウブレチドの成分と特徴

ウブレチド錠5mg(ジスチグミン臭化物)は、可逆的かつ持続的なコリンエステラーゼ阻害作用により、排尿筋の緊張を高め、手術後、神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難を改善する薬剤です。
1968年に発売された比較的古い薬剤で、排尿困難の他にも重症筋無力症などに用いられます。

 

成分

一般名はジスチグミン臭化物です。ジェネリック医薬品も数社から出ています。


ウブレチドの効果と作用メカニズム

作用メカニズム

副交感神経に作用するアセチルコリンの分解を抑え、副交感神経を持続的に興奮させることによって
排尿筋を収縮させ、排尿困難を改善します。

 

効果

  • 手術後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難
  • 重症筋無力症

 

服用方法(飲み方)
排尿困難に対しては、ジスチグミン臭化物として、成人1日5mgを経口服用します。
重い副作用である「コリン作動性クリーゼ」の発現を防ぐために、排尿困難に対しては投与上限が設けられており、1日5mgが上限となっています。

ウブレチドの副作用その他の注意事項

副作用

下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、腹鳴、発汗、唾液過多、尿失禁、頻尿、めまい、頭痛、動悸、筋肉けいれん、などが報告されています。

 

また、めったに起こるものではありませんが、「コリン作動性クリーゼ」という重い副作用に注意しなければなりません。

 

「コリン作動性クリーゼ」はアセチルコリンの働きが過剰になり、呼吸困難など危険な状態になり、最悪の場合死に至る怖い副作用です。
「コリン作動性クリーゼ」の初期症状としては、胃腸症状をはじめ、異常な発汗、唾液過多(ツバがたくさん出る)、気道分泌過多(呼吸がゼーゼーする)、徐脈(脈が遅くなる)、縮瞳(視界が暗くなる)、呼吸困難(息苦しい)などが現れます。

 

特に飲み始めの2週間や、増量したとき、高齢者などは注意してください。
万が一このような症状が現れた場合は服用を中止し、直ちに医師と連絡をとりましょう。

 

持病やアレルギーのある人は服用開始前に医師に伝えておきましょう。
他の病気で治療中の方、他の薬を飲んでいる場合も医師に伝えておきましょう。
コリン作動性クリーゼという副作用について、その内容や対処法、注意事項をよく理解したうえで治療にあたりましょう。

 

その他の注意事項

尿路が閉塞している場合や、腸に通過障害のある人は使用できません。
ウブレチドがそれらの症状を悪化させる可能性があります。

 

高齢の人や腎臓の働きが悪い人には慎重に投与します。
少量から開始するなど服用量に配慮が必要です。

 

喘息や甲状腺機能亢進症、心臓病、胃潰瘍、てんかん、パーキンソン病、糖尿病などの持病をもっている人はその病状が悪化しないかどうか注意するなど慎重に用います。

 

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