ワゴスチグミンの効果と副作用、作用メカニズムを徹底分析!

目次

ワゴスチグミンの成分と特徴

ワゴスチグミンは医療機関にかかってから処方される医療用の医薬品です。
粉のお薬もありますが、点滴や注射で使用される液体のお薬もあります。
ドラッグストアなどでは手に入りません。

 

ワゴスチグミンは自律神経に作用するお薬です。
膀胱に対しては、膀胱の筋肉の収縮を助け、排尿をスムーズにする働きがあります。
手術後や分娩後で、排尿困難の症状があるときなどに用います。
慢性胃炎など消化器系のトラブルにも用いられます。

 

成分

一般名は臭化ネオスチグミンです。

 

ワゴスチグミンの効果と作用メカニズム

作用メカニズム

ワゴスチグミンは、自律神経のひとつである副交感神経を興奮させる薬剤であり、
筋肉を収縮させるアセチルコリンという神経伝達物質を増加させます。

 

ワゴスチグミンが膀胱に作用すると膀胱の筋肉の神経を活発化し、
筋力が回復することによって膀胱が収縮し、排尿を促します。

ただし、対症療法薬ですので、病気そのものを治すことはできません。

 

効果

  • 消化管機能低下のみられる慢性胃炎、手術後及び分娩後の腸管麻痺、弛緩性便秘症。
  • 手術後及び分娩後における排尿困難。

 

服用方法(飲み方)

通常、成人は臭化ネオスチグミンとして1回5〜15mgを1日1〜3回経口服用します。
なお、年齢、症状により適宜増減され、最適な量が処方されますので
必ず指示されたとおりに服用するようにし、勝手に増減してはいけません。

 

ワゴスチグミンの副作用その他の注意事項

副作用

副作用で比較的多いものは、下痢、腹痛、吐き気、尿失禁、頻尿などです。

 

服用する量が多すぎると、「コリン作動性クリーゼ」という重い急性中毒を起こす危険があります。
腹痛や下痢、発汗とともに全身脱力(全身の力が抜ける)、呼吸困難(息をするのが苦しい)、だ液分泌過多(よだれが出る)などの症状が現れたら「コリン作動性クリーゼ」の初期症状である可能性がありますので、すぐに主治医に連絡してください。

 

その他の注意事項

持病やアレルギーのある人は服用前に医師に相談しておきましょう。
他の病気の治療中で別の薬を飲んでいる場合も服用前に医師に伝えておいてください。
ワゴスチグミンの副作用や服用方法・注意事項について説明をしっかり聞きましょう。

 

器質的尿路閉塞(尿路がふさがっている)の場合や、器質的消化器閉塞(腸などに通過障害がある)の人には使用できません。
喘息や甲状腺機能亢進症、心臓病、胃潰瘍、てんかん、パーキンソン症状のある人も慎重に用います。

 

薬の飲み合わせに注意しましょう。
一緒に飲むと効き目が少なくなってしまったり、逆に効果が強すぎて副作用が出やすくなったりするお薬もあります。
服用中の薬は、必ず医師に伝えておき、薬剤師にも相談するとよいでしょう。

 

決められた服用量を守って正しく服用しましょう。
多く飲みすぎると中毒など重大な副作用を起こす可能性がありますし、少ないと病状が改善せず、悪化することもあります。

 

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