ベサコリンの効果と副作用

 

目次

ベサコリンの成分と特徴

ベサコリンは膀胱を収縮させ排尿をうながす作用のある医薬品です。
また、胃腸の働きを活発にする働きもあります。

 

ベサコリンは副交感神経を刺激するお薬です。
このことで、膀胱の平滑筋を収縮させたり、胃腸の働きを活発にしたりします。胃酸の分泌も促進されます。

 

前立腺肥大症に直接効果はありませんが、それに伴う排尿困難に使用されることがあります。
ベサコリンは医療用医薬品ですので、医師の診察を受け、処方してもらう必要があります。

 

成分

一般名はベタネコール塩酸塩です。
ベサコリンのジェネリック医薬品はありません。

 

ベサコリンの効果と作用メカニズム

作用メカニズム

排尿作用:膀胱の排尿筋を収縮させ、排尿を助けます。
消化器作用:胃腸の運動と緊張を高め、胃酸分泌を促進します。

 

効果・効能

  • 手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)。
  • 消化管機能低下のみられる次の疾患:慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス。

 

服用方法(飲み方)

ベタネコール塩化物として、通常成人1日30〜50mgを3〜4回に分けて経口服用します。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
用法用量は患者さんの症状によって適切なものが指示されます。

 

医師や薬剤師の話をよく聞き、指示されたとおりに服用しましょう。
自己判断で中止や減薬・増薬をしてはいけません。

 

ベサコリンの副作用その他の注意事項

おもな副作用は、腹痛や下痢、吐き気や胸やけ、動悸などです。
重症化することはまれですが、それらの症状は「コリン作動性クリーゼ」という急性中毒の前ぶれとなることがあります。

 

症状が強いときはすぐに受診するか医師と連絡をとるようにしてください。
特に飲み始めや増量時、また高齢の人などは要注意です。
その他にも胸やけ、吐き気、吐く、唾液が多くなる、腹痛、下痢、動悸、頭痛、発熱、発汗、ほてり、といった副作用があります。

 

他の病気で治療中の方は必ず医師に伝えてください。
気管支粘液分泌が増え、症状が悪化するおそれがあるため、気管支喘息のある人は服用が禁止されています。

 

その他、甲状腺機能亢進症のある人、腸や膀胱頸部に閉塞のある人、消化性潰瘍、重い心臓病、てんかん、パーキンソン病のある人も使用できません。

 

高齢の方の使用にも注意が必要ですので医師の指示に従ってください。
小児に対しては使用経験がないので安全性は確立されていません。

 

アクチナミンやウブレチドなど同じ作用をもつ薬と併用すると、副作用が現れやすくなります。
服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。お薬手帳を利用すると便利です。

 

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