前立腺肥大症の日常生活での7つの注意事項

前立腺は膀胱の下に位置し、前立腺液を分泌する器官です。
加齢に従い、 前立腺の内部の尿道に接した移行域と呼ぶ部分に結節ができ、徐々に肥大し尿道を圧迫するようになり、排尿障害などのさまざまな症状がでる病気が前立腺肥大症です。

 

前立腺肥大症になると、治療だけではなく、日常生活の注意点を守ることにより症状の改善が見られると言われています。
前立腺肥大症と上手につき合っていくためには、生活習慣の見直しが非常に重要となってきます。

 

前立腺肥大症の日常での注意すべき点として、具体的に以下のような事柄があります。

 

尿意を我慢しない

前立腺肥大症になると、頻尿などの尿にまつわるトラブルに悩まされます。
尿意がありトイレに行っても、少ししか尿がでない状態が多くなると、ついトイレに行くのが面倒になり我慢してします。
しかし、尿意を我慢したままでいると、膀胱にどんどん尿が溜まっていき、膀胱が膨張します。
膀胱が膨張すると筋肉の収縮が弱くなり、やがて尿道が塞がってしまいます。
この状態を尿閉といいます。

 

尿閉になると激痛にみまわれ、尿路感染症や腎臓の障害である水腎症を生じる危険性が出てきます。
前立腺肥大症の方は、面倒でも尿意を我慢せずにトイレに行くようにしましょう。

 

水分量の調節

前立腺肥大症で頻尿になると、どうしても水分量を控えてしまいがちです。
しかし必要な水分が不足すると、特に高齢者は脱水症になりやすくなり、体に悪影響を及ぼします。

 

1日に1〜1.5リットル程度の水分量は体に必要なので、しっかりと水分補給をしましょう。
逆に必要以上の水分をとり過ぎると、排尿回数が増え、夜間にトイレに行く回数が増えます。水分は適当な量を取るように心がける事が大切です。


アルコール、コーヒーの過剰摂取を避ける

過度の飲酒は前立腺の血流を悪化させ、尿道が塞がってしまう尿閉の原因になります。
アルコールの適量を知ることは、前立腺肥大症の改善にとても重要です。

 

1日あたりの純アルコール上限は20グラムが適量だとされています。これは、アルコール度数5%のビールですと中瓶1本、日本酒1合、アルコール度数43%の洋酒で大体ダブル1杯分、ワインはグラス約2杯弱になります。お酒好きの方にとっては、物足りなく感じる量かもしれませんが、過度のアルコール摂取は、前立腺肥大症の悪化を招くだけではなく、さまざまな健康被害をもたらしますので注意しましょう。

 

アルコールと同様にコーヒーにも利尿作用があり、飲み過ぎると多量の尿が膀胱に溜まり、頻尿がより酷くなる可能性があります。特に夜遅くにアルコールやコーヒーを飲むと、夜間に何度もトイレに起き、睡眠不足に陥ります。

 

食事

激辛料理をはじめ香辛料の強い食べ物は、腸を必要以上に刺激し、骨盤内の充血の原因となり、前立腺肥大症の炎症を悪化させる可能性があります。極端に辛い食べ物や刺激の強い食べ物は控えるようにしましょう。

 

前立腺肥大症の予防に良いとされる食べ物は、焼き魚や脂身の少ない魚料理、体を温める効果のある大根、ごぼう、人参、カボチャなどの野菜、納豆、豆腐、大豆の煮物、高野豆腐、みそ汁などの大豆食品、玄米や雑穀米などがあります。動物性脂肪の多い食べ物や乳製品の過剰摂取にならないように、和食中心の献立がお勧めです。亜鉛は前立腺肥大に効くとされている成分ですので、亜鉛を多く含む牡蠣、レバー、ワカメ、コンブ、ナッツ類も是非積極的に摂りたい食品です。

 

また便秘になると、前立腺が圧迫され炎症が起きることがあるので食物繊維の多く含まれた食品、海藻類やりんご、プルーンを食べ、便秘にならないように気をつけましょう。

 

長時間座り続けない

前立腺肥大症の悪化を避けるためには、骨盤内の血液の循環を良くしておく必要があります。骨盤内の血行が悪くなると、前立腺に炎症が起きやすくなります。
骨盤内の血行を悪くさせないため、長時間座り続けないように注意しましょう。

 

特に車の運転、デスクワーク、映画鑑賞などで座りっぱなしにならないように、時々、休憩に立ち、少しでも歩くように心がけます。


 

冷やさない

冷えは女性に多い症状ですが、前立腺肥大症の男性にも注意が必要な事項のひとつです。
冷えは血行障害の原因になります。
血行が悪くなると、前立腺肥大の症状が悪化します。

冷えると尿道の筋肉も収縮するので、膀胱にも負担がかかります。

 

冷えは頻尿の原因にもなりますので、冷えないように寒さ対策が必要です。
散歩や適度な運動を日課に取り入れ、体を動かす習慣をつけるのも冷え対策の一案です。
ぬるめのお風呂も冷えには効果があります。


排尿のトラブルは、前立腺肥大症の特徴的な症状ですが、薬の副作用でも起こります。
身近なところでは、市販の風邪薬にも排尿障害の原因となる成分が含まれているものがあります。
前立腺肥大症で市販の風邪薬を服用する時には薬剤師に相談し、薬の注意書きをよく確認しましょう。

 

風邪薬の他にも、排尿障害を起こす可能性がある薬として、精神安定剤、抗ヒスタミン剤、向精神剤などがあります。これらの薬を服用する場合は、必ず、事前に医師に相談してからにしましょう。
前立腺肥大症以外の病気の治療で処方薬を服用する必要がある場合は、必ず医師に前立腺肥大症であることを伝えることが大切です。

 

このように前立腺肥大症の方は、日常生活のちょっとした心配りにより、
その症状の悪化を防ぐことが可能になります。
飲酒や冷え、風邪薬など、冬場には特に前立腺肥大症を悪化させないように気をつけたいものですね。

中高年男性が必ず知っておきたい【前立腺の病気に良い成分】

男性の尿に関する悩みで多いのが、頻尿と切れの悪さです。
若いころは気にならなかったのに、トイレが近くなった、残尿感がある、
ちゃんと切ったのにタラリと垂れてくるなど、その症状は様々。

 

これら尿の悩みは、前立腺が肥大して起こることが圧倒的に多いのです。
そんな悩みを解決するには、どうしたら良いのでしょうか。


前立腺肥大症に良い成分とは?

前立腺の肥大を促進する原因は主に二つあります。
一つは男性ホルモンのバランスの乱れ。
二つ目は、多くの生活習慣病の原因となる細胞の老化と悪玉コレステロールの関係です。
これらの症状を緩和する成分はいくつかあります。

 

ノコギリヤシ

前立腺肥大症の改善というとまず上がるのがノコギリヤシエキスですね。
前立腺肥大の最大要因ともいえるのが男性ホルモン、特に悪玉ホルモンと呼ばれる「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。
DHTは成長期には男性器の成長を促す大事なホルモンですが、成年になると必要以上に前立腺を肥大化させてしまいます。
DHTは元々「テストステロン」というホルモンが酵素によって変化したもの。
この酵素「5α-リダクターゼ」をブロックする成分を豊富に含むのがノコギリヤシ、というわけです。
前立腺肥大にはまずノコギリヤシを、と言われるのはこのためです。


亜鉛

体内で前立腺に最も多く存在している亜鉛。
男性ホルモンのバランス改善に必須なミネラルです。
5α-リダクターゼの作用を抑制する効果に加え、脳下垂体で作られるプロラクティンというホルモンを抑制する効果を持っています。
プロラクティンはDHTの数値を高める作用があるため、亜鉛の摂取でこれを防ぐことができるのです。


アスタキサンチン

カロテノイドの一種「アスタキサンチン」は、最近注目を集め始めた成分です。
活性酸素を除去する抗酸化力に優れたカロテノイドの中でも、突出して抗酸化力が高いことで知られています。
その抗酸化力はこれまで有力とされていたβ-カロテンのおよそ10倍。
魚介類に豊富に含まれる動物性カルテノイドのアスタキサンチンですが、抗酸化力のほかに抗炎症作用にも優れていることが判っており、今後期待される成分の一つです。


セレン

もうひとつ、抗酸化力が非常に高いミネラルに「セレン」があります。
強力な抗酸化酵素を作り出す原料となるセレンは、体内で抗酸化酵素を作り続けることで活性酸素を除去し、新陳代謝を助ける大切な要素です。
イワシやワカサギなどに豊富に含まれるセレンですが、近年アメリカの研究でガンを予防する働きがあることが判ってきました。
前立腺がんの予防にも効果があると考えられ、予防にも期待がかかる成分です。


まとめ

前立腺肥大症、あるいは前立腺炎に効果がある成分をピックアップしてみました。
それぞれ非常に有望な成分ですが、より効果を高めるためには複合的に摂ることが望ましいとされています。

 

ノコギリヤシのサプリメントには、亜鉛やセレンを配合したものが出ています。
抗酸化力を高めるアスタキサンチンは美容分野でも注目が高く、
栄養補助食品分野で様々な製品が販売され始めています。
こういった成分を積極的に摂りいれて、一日も早く前立腺の悩みから解放されましょう。

 

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